バツイチ子持ちで再婚を考えていて、相手もいるし気持ちも固まってきた。
なのに住まいの話になると、なぜか話が進まなくなってという人は多いんでよね。
子どもの学校はどうするのか、前の夫との面会移動はどうなるのか、相手の仕事場との距離や親との距離はどうするのか。
考えれば考えるほど条件が積み上がっていって、どこから手をつければいいかわからなくなってしまいます。
住まいをどう選べばいいのか、どうすれば決められるのか、いろいろ考えてみました。
すると、まずエリアを先に固定すること、それから優先順位を選択に変換する手順があると決まりやすくなるということがわかってきました。
この記事では、住まいの知識ではなく、実際に選んで決めるための手順を紹介していきますね。
住まい選びは正解ではなく優先順位との一致で決まる

住まいを決める前に条件や優先順位を整理しておきたい場合は、再婚前に整理すべき生活条件の記事から確認しておいてほしいのでですが、ここではその続きで、整理した優先順位をどうやって実際の選択に使うか、という話をしていきます。
住まいに正解はないんですよね。
正解があるとすれば、自分の優先順位と合っているかどうか、それだけだと思います。
全部の条件が揃った完璧な場所を探そうとすると、どこまで探しても惜しいけど違うが続いてしまいます。
判断の軸が自分の中にないと、どれを見ても比べることしかできない状態になってしまうんですよね。
優先順位が整理できたなら、次にやることは一つで、その順位と照らして合わないものを消していって、残ったものから選ぶということです。
合うとは何かを先に決めておく
住まいが合うというのは、優先順位の上位が満たされている状態のことです。
一番守るべき事が守れる場所に住んでいるということです。
二番目や三番目が満たせなくても、一番が揃っていれば合っていると判断できます。
この基準がないと、どれを見ても何かが欠けているように見えてしまいます。
二番目の条件が気になって、一番が揃っていても決められない。
そういう止まり方になりやすいんですよね。
合うの定義を優先順位の1位が満たされていることに絞ってみると、判断がずいぶん楽になります。
優先順位が決まると何が変わるか
優先順位が決まると、選択肢の見え方が変わってきます。
今まで惜しいと思っていた物件が、実は一番大事な条件を満たしていたということに気づけたりするんですよね。
逆に、条件の数は多く満たしていても、一番大事なところで外れていれば外れると判断できるようになります。
どこがいいかわからないという迷いから、これとこれのどちらを取るかという具体的な選択に移れるようになります。
まず優先順位を言語化しておくと、選び方が変わってきます。
エリア選びが再婚後の生活を決める

持ち家か賃貸か、広さはどれくらい、家賃の上限はいくらか。
住まいを考えるとき、多くの人がこういう問いから入りがちなんですよね。でもこれらはどれも二番目以降の話で、最初に決めるべきことはエリアです。
どこに住むかが決まれば、それ以外の条件は自動的に絞られてきます。
エリアが決まらないまま他の条件を先に考えようとすると、全部が宙に浮いたままになってしまいます。
再婚後の生活でエリアが直接影響するのは、子どもの学校、前夫との面会動線、毎日の生活動線の三つです。
この三つは、住み始めてから変えることがとても難しい。
家の広さや家賃は後から調整できることもありますが、エリアを変えるということは引っ越しを意味します。
だからエリアが最初の決定事項で、他の何より先にどのエリアに住むかを決める。
そこが出発点なんですよね。
いい物件が見つかったらエリアは多少ずれてもいいか、という気持ちで動いている人を見てきましたが、その多少のズレが子どもの通学時間を30分伸ばしたり、面会のたびに移動が大変になったりすることがあります。
住んでから気づいても、そこから動くのはほんとうに大変です。
エリアは最後に妥協するものではなく、最初に固定するべきものなんですよね。
学校・面会・生活動線の三つで絞る
エリアを絞るときの軸は三つあります。
一つ目が子どもの学校です。今の学区を維持するなら、住めるエリアは自動的に決まります。
転校を許容できる場合は、転校先の環境を確認した上でエリアを広げていくことができます。
この判断を最初にしておかないと、エリア選びがなかなか終わらないんですよね。
二つ目が面会の動線です。
前夫との面会が月に複数回ある場合、そのたびに子どもが移動します。
住まいが変わって移動距離が倍になれば、子どもへの負担も増えます。
どこまでの距離なら現実的かを先に確認しておくと、住めるエリアの範囲が見えてきます。
三つ目が毎日の生活動線です。
自分の仕事、相手の仕事、子どもの習い事、日常の買い物などを日常的にこなせる位置かどうかを地図で確認します。
この三つで絞ると、エリアの候補はかなり具体的になってきます。
エリアが決まれば他の条件は後からついてくる
エリアが固定されると、そのエリアで何が選べるかという現実的な選択肢が見えてきます。
予算的に持ち家が難しければ賃貸に絞れるし、家族構成に合う広さの物件があるかどうかも確認できます。
エリアを決めずに持ち家か賃貸かから考え始めると、選べる場所が広がりすぎて絞れなくなってしまうんですよね。
エリアを先に固定することで、他の条件が現実的に考えられるようになります。
持ち家を選ぶべきケース

エリアが決まった上で、次に問うのが持ち家か賃貸かです。
どちらが優れているかではなく、今の自分の状況にどちらが合っているかの話です。
持ち家が合うのは、生活がある程度固まっているときです。
子どもの学区を長期間変えない前提がある、このエリアで長く暮らしていく意思がある、相手との関係と生活設計がある程度見えている。
この三つが揃っているなら、持ち家は安定した選択になります。
子どもにここが家だと示せることは、再婚後の生活の安定に直結するんですよね。
長期前提が持ち家を成立させる
持ち家を選ぶ上でいちばん大事な前提は、長期で住む意思があるかどうかです。
再婚後の生活が落ち着くまでには、数年かかることが多いと言われています。
相手との関係、子どもとの関係、生活リズムの調整、全部に時間がかかります。
その途中で住まいを動かすことになった場合、持ち家はリスクになりやすいんですよね。
今の状況が5年後も続くと言えるかどうか、そこを正直に確認した上で判断することが大事だと思います。
賃貸を選ぶべきケース

賃貸はまだ決められないからという消極的な選択ではないんですよね。
状況によっては、賃貸のほうがずっと現実的で合理的な判断になります。
再婚後の生活には変化が伴うので、その変化を見越した上で動ける状態を保つことは、むしろ戦略的な選択だと思います。
賃貸が合理的なのは、再婚後の生活がまだ実績として積み上がっていない段階です。
入籍して一緒に暮らし始めたばかりの時期、子どもと相手の関係がまだ形成途中の時期、仕事の状況が変わる可能性がある時期。
こういったときに住まいに流動性を持たせておくことは、変化に対応できる余地を残すことになります。
賃貸は時間を買う選択でもある
賃貸を選ぶことは、決断を先送りするのではなく、情報が揃うまでの時間を確保することだと思うんですよね。
再婚後の実際の生活を1〜2年経験してから判断したほうが、住まいの条件はずっと明確になります。
どの動線が実際に使いにくいか、子どもがこのエリアでどう過ごしているか、相手との生活リズムが実際どうなるかなどは、住んでみないとわからないことが多いんですよね。
焦って持ち家を選んで後から動かすより、賃貸で確認してから決めるほうが、長い目で見ると安定した判断になることが多いみたいです。
住まい選びで失敗する典型パターン

住まい選びで後悔が生まれるケースには、共通したパターンがあります。
動機はどれも理解できるものです。
でも結果として生活が崩れることがある。どれか当てはまるものがないか、確認してみてください。
相手優先で決めてしまう
相手の通勤に合わせてエリアを決める、相手の実家に近い場所にする、相手の希望する広さに合わせることは、相手を思ってのことで、悪いことではないんですよね。
問題は、子どもの生活条件を後回しにしたときです。
子どもの学区が変わる、面会の移動が増える、友人関係が断ち切られるなどのしわ寄せは、子どもに直接かかります。
子どもは自分では住まいを選べないので、子どもの生活に最も影響が大きい選択を、子ども以外の都合で決めると、後から子どもの変化という形で影響が出てきます。
通勤優先で動線が崩れる
通勤が短くなることは生活の質を上げます。
でも通勤だけを見て住まいを決めると、他の動線が崩れることがあるんですよね。
子どもの学校が遠くなる、スーパーまでの距離が増える、面会の移動が複雑になる。
毎日の生活はいくつもの動線で成り立っているので、一つだけを最適化すると他が歪みやすいんです。
通勤を優先するなら、他の動線がどれだけ変わるかを先に確認してからにしたほうがいいと思います。
親との距離で無理をする
親との距離については再婚と親との距離感でも書いていますが、近ければ安心という感覚だけで決めると、支援より干渉のほうが大きくなってしまうことがあります。
相手が親の頻繁な訪問をストレスに感じると、それは住まいではなく関係の問題になっていきます。
親との距離は、住まいを決めた後から変えることがとても難しいので、エリアを選ぶ段階で慎重に扱う必要があります。
優先順位を選択に落とす手順

優先順位が整理できていても、それを実際の選択に変える方法がわからないと、また同じところをぐるぐるしてしまいます。
ここでは、優先順位を使って住まいを絞り込む手順を書いていきますね。
手順があるかどうかで、迷い方が全然変わります。
手順がない状態で考えると、何度も同じところをぐるぐる回ってしまうんですよね。
手順があると次に何をすればいいかがわかるから、少なくとも前に進めます。
ステップ1:条件を全部書き出す
頭の中にある条件を、全部紙かメモに書き出します。
子どもの学区、通勤時間、家賃の上限、面会のしやすさ、親との距離、部屋数、駅からの距離など思いつくものを全部出します。
この時点では出し切ることが目的なので整理しなくていいです。
パートナーがいる場合は、相手の条件も同じように書き出します。
ステップ2:優先順位を振る
書き出した条件に、1から順番に優先順位をつけます。
全部に同じ重さを持たせないことが大事です。
絶対に外せないものを1位から3位くらいまで決めて、残りはできればに分類します。
相手と別々につけた上で、どこが一致していてどこがズレているかを確認します。
このズレが、住まいを決める上での本当の論点になります。
ステップ3:合わない選択肢を消す
優先順位の1位と2位を満たさない選択肢を候補から消します。
エリアが1位なら、そのエリアに当てはまらない物件は検討しません。
学区が1位なら、学区外の物件は見ません。
これをやることで、検討する範囲が一気に絞られます。
消すことへの抵抗が出てくることもありますが、1位と2位を満たさないものを選ぶのは、最初から妥協しているということなんですよね。
消す作業は判断です。
ステップ4:残ったもので決める
1位と2位を満たしている選択肢の中で、3位以下の条件を比べます。
すべての条件を満たすものがない場合がほとんどですが、それでいいんです。
残ったものの中で、優先順位の順に判断する。
それが決断です。完璧を選ぼうとしなくていい、優先順位の順に判断する、それだけです。
決断で迷いを断ち切る基準

手順通りに進めても、最後のところで迷いが残ることがあります。
ここまで絞ってきたのに、でも本当にこれでいいのかという感覚が出てくるんですよね。
この迷いは選択肢の問題ではなく、決断のための基準がないことから来ます。
決断で使う基準は一つで、優先順位の1位が守られているかどうか。
子どもの学区が1位なら、学区が守られているかどうか。
相手の通勤が1位なら、通勤が確保されているかどうか。
1位が守られているなら、決断できます。
完璧な住まいを待つことのコスト
もっといい選択肢があるかもしれないと待ち続けることには、コストがあります。
再婚の準備全体が止まります。
相手との関係もいつまでも決まらないという状態になります。
子どもの生活も宙ぶらりんのままになってしまいます。
住まいを決めることは、再婚後の生活を始めることです。
完璧を待つことは、始まりを先送りすることと同じなんですよね。
優先順位の1位が守られている選択肢があるなら、それは決断できる状態です。
最後に迷ったら子ども軸に戻る
どうしても判断に迷ったとき、子ども軸に戻ることで決断が安定します。
再婚後の住まいで最も変化の影響を受けるのは子どもです。
相手も自分も大人として選択に関与できますが、子どもは選べません。
子どもが毎日その場所で生活することの現実、通学する距離、友人と会いやすいかどうか、生活リズムが守られるかどうかを基準にすると、迷いが減ります。
子どもの生活が守られている選択肢なら、大人側の条件が完全でなくても動けるので、最後に迷ったときは、ここに戻ってみてください。
まとめ
今回は、再婚前の住まいをどう選ぶか、持ち家と賃貸とエリアの現実的な判断の仕方についてまとめてみました。
まずエリアを固定してから家の種類を考えること、持ち家か賃貸かは生活の固まり具合で選ぶこと、失敗しやすいのは相手優先・通勤優先・親の近さで決めてしまうパターンだということがわかりました。
優先順位を書き出して、合わない選択肢を消して、残ったもので決める。
最後に迷ったら1位が守られているかどうかだけ確認する。
それだけで、ぐるぐると迷い続けるのは終わります。
住まいが決まったら、次はいよいよ再婚後の生活のすり合わせです。
家事の分担、子どもへの関わり方、生活リズムの調整。そちらについては次の記事で書いています。
住まいの方向性が見えてきたら、もう一度生活条件と優先順位に戻って現実とのズレがないか確認しておくと安心です。


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